中世禪宗史の研究 在線電子書 圖書標籤: 日本曆史 日本 敦煌 曆史 佛教
發表於2024-12-23
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1923年靜岡県に生まれる。1947年東京大學文學部國史學科卒業。故東京大學名譽教授、文學博士。
本書の第一章では、鎌倉禪の始祖といわれる栄西や道元が、その母胎である天颱教団からどのようにして獨立していったかという、舊教団からの脫皮の過程と新しい教団の性格及びその限界などについて考え、さらに、これら禪を中心とした新仏教が展開していく過程において、修行生活の根幹をなす清規などがどのように摂取され、中世禪林成立のうえでいかなる役割を果し、中世禪林を媒介として武傢社會にどのような影響を及ぼしたかという點にも觸れた。ついで、第二章・第三章においては、鎌倉時代から室町時代にいたる禪宗の発展過程のなかで、官僚的色彩のつよい宋朝禪の影響をうけた中世禪林の諸機構がどのようにして確立されていったか、そして、その間における中世禪林と武傢社會との政治的・経済的関係、さらには、中世禪林の果した役割などについても考察した。
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