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发表于2024-11-29
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1974年、東京生まれ。
1998年武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。1999年に財団法人ポーラ美術振興財団在外研修助成を受けて渡欧、そのまま5年間ベルリンに滞在する。 Bluemarkから出版されている画集『Takehito Koganezawa Drawing』で知っている人も多いかもしれない。小金沢健人は、日本での個展より先にベルリン、ロンドンなど海外でのギャラリーで展覧会を成功させ、さらに2001年「ベルリン-ロンドン」(ICA、ロンドン)、2002年「マニフェスタ4」(フランクフルト)、同年「モントリオール・ビエンナーレ」(カナダ)と、数々の国際グループ展で活躍する日本人アーティスト。そして2004年8月、ヒロミ・ヨシイと資生堂ギャラリーと2箇所で日本初となる個展を行った。また横浜トリエンナーレ2005でも日本を代表する作家として選ばれていたように、今最も活躍目覚しい作家である(『美術手帖2002年2月号』特集・2000年代ニッポンの新世代アーティスト126人でも紹介されていた)。しかしその姿勢はあくまで自然体。紙と色鉛筆とごくありふれた道具でドローイングを行い、淡々と描き続けている。昆虫、日用品、人物、抽象的な模様などをさらりとした筆致で描くが、可愛らしくポップさもありつつ、どこか「空っぽ」な感じがする。作家自身はそんな自分の絵をドーナツにたとえて語っている。「僕の作品は穴についてのもの。ドーナツの穴がドーナツのあるおかげで目に見えてくるみたいに、作品を作ることは僕にとって穴に到達するためにドーナツを作るようなもの。本当は何も無いものを見せたいんです」。東京オペラシティアートギャラリーにて行われている展覧会「バウハウスからコンテンポラリー:ダイムラー・クライスラー・アート・コレクション アートと話す/アートを話す」(2006年1月14日~3月26日)に出品。
国際舞台で活躍する新進気鋭の若手アーティスト、小金沢健人のドローイング集。同氏は『マニフェスタ4』や『モントリオール・ビエンナーレ』へ出品するなど、今最も国際舞台での活躍が目覚ましい若手現代美術作家の一人です。ビデオ・インスタレーションを主な作品のメディアとしている小金沢ですが、ドローイングにも定評があり、新ドイツ・ナショナル・ギャラリーをはじめとした美術館等に数多くコレクションされるほどです。
カラフルな色鉛筆で描かれたそのドローイングは、昆虫や日用品、人物、機械、抽象形態など様々なモチーフが“意味”から解体され、不可解さのもとに再構築されています。可愛らしさとポップさをそなえつつも、なぜか官能的な雰囲気の漂う逸作です。
本書は、そのドローイングの初期作品から最新作までの138点と、ハンス・ウルリッヒ・オブリストによるインタビュー、日独英3ヶ国語の評論等を含んだ充実した内容となっています。
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