牧谿(もつけい)・玉■(ぎょくかん)・梁楷(りょうかい)をはじめとする絵画、圜悟克勤(えんごこくごん)・密庵■傑(みんたんかんけつ)ら名僧の墨跡、官窯や龍泉窯の青磁、建■、玳皮■などなど。これらの多くは平安時代から室町時代にかけて日本に請来され、伝世したものである。足利将軍家の東山御物は南宋美術の一大コレクションで、その後徳川将軍家や大名・富裕層に伝わり、明治以降は財閥系の数寄者の垂涎の的となったものも数多い。それは南宋美術の洗錬された美しさが日本人の心情にしみ入るものであったことの証(あかし)であり、同時にこのことによって日本人の美意識が培われ、美の規範になってきた。室町水墨画や茶の美術はもとより、南宋の美術が日本美術の着想の源として果たした役割はまことに大きいといえよう。
杭州(こうしゅう)を都とした宋王朝。馬遠(ばえん)・牧谿(もつけい)・玉■(ぎょくかん)・梁楷(りょうかい)らの水墨画。圜悟克勤(えんごこくごん)・無準師範(ぶじゅんしはん)らの墨蹟。官窯・龍泉窯の青磁、建窯・吉州窯の天目碗、磁州窯〃宋赤絵〃等の陶磁器。江南の地に中国美術の一大エポックを現出した。
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