1962年北海道小樽市に生まれる。1992年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1992年大阪女子大学助手。1994年大阪女子大学専任講師。2000年大阪女子大学助教授。2002年北海道大学より博士(文学)の学位を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
本書は、口誦から記載へという一回的な文学史状況の中にあって、次々と紡ぎ出された和歌作品を題材に、前期万葉の和歌史を論じたものである。壬申の乱~天武王権の樹立~律令制の完成~平城遷都へと激動して行く時代と和歌との関係性にかかわる記述が言説の中心となる。その際、本書においては、和歌の作者は作品創出の母胎としてのみ機能し、文学史を担う個性として把握される。
そして、基本的な訓詁注釈を土台とした個別の作品論の積み重ねを通じて、挽歌史を中心とした和歌表現のダイナミズムを活写する。また、作品の話者がどのように配置されているのか、作品は時間をどのように表現しているのか、という基礎的な問題意識の上に、単なる時系列叙述に終始しない文学史が構成される。柿本人麻呂作品が論の中心ではあるが、その人麻呂作品への道程を切り拓いた初期万葉歌についての論も載せる。未公表の論文を含む、著者最初の論文集。
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