デザインのデザイン 在線電子書 圖書標籤: 日本 原研哉 設計 design logic Design
發表於2024-11-27
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原 研哉
1958年生まれ。グラフィックデザイナー。武蔵野美術大學教授。2002年より、無印良品のアートディレクションを擔當。「もの」ではなく「こと」のデザインを誌嚮している。デザインという語の意味を問い直しながら世界各地を巡迴し、広く影響を與えた「RE‐DESIGN:日常の二十一世紀」展(世界インダストリアルデザインビエンナーレ、インダストリアル・グラフィック両部門大賞、毎日デザイン賞受賞)をはじめとして、「HAPTIC」「SENSEWARE」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧會を製作し世界に巡迴。また、長野オリンピックの開・閉會式プログラムや、愛知萬博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを展開した。AGF、JT、KENZOなどの商品デザインのほか、鬆屋銀座リニューアル、森ビル、梅田病院サイン計畫などを手がける。一連のデザイン活動によって日本文化デザイン賞ほか受賞多數。著書『デザインのデザイン』(岩波書店、2003年)は、サントリー學蕓賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
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「デザイン」とはいったい何なのか? 敢えて辭書的に定義するならば、それは「意匠」や「応用美術」と翻訳される概念であり、何らかの使用目的に則して造形が行われる點で、それ自體自律して成立しうるものとされる「ファインアート」とは厳密に區別される。だがテクノロジーの変革やそれに伴う情報環境の変化が著しい昨今では、その意味自體が極めて流動的なものとなり、範囲を正確に定めることが著しく睏難になってしまったとの聲もよく聞かれるようになった。存外、「デザイン」の定義に最も悩んでいるのはほかでもないプロのデザイナーなのかもしれない。
本書に一貫しているのも、デザインにとって最も基本的で、かつ最も睏難なこの問いである。現場の第一線で活躍する現役デザイナーである著者は、最初に基本的なデザイン史をひと通りおさらいした後、「無印良品」や本の裝丁、あるいは長野五輪や愛知萬博など自らが関與した多くのプロジェクトへの取り組みを迴想する一方、四角いトイレットペーパー、ロール型のゴキブリホイホイ、落ちている木に発火剤を塗布したマッチなど、ユニークなデザイン例の紹介にも多くのページを費やしている。特に著者が「リ・デザイン」と呼ぶ後者のさまざまな事例は、何の変哲もない日用品のスタイリングにちょっとした工夫を加えて意外な効果を引き齣したものばかりであり、デザイン本來のあり方を再考するうえで格好のきっかけを提供してくれている。
本書の末尾において、著者は「コミュニケーション・デザイン」「ヴィジュアル・コミュニケーション」「グラフィックデザイン」という3つのキーワードを提示し、自らの職能やその社會的役割をこの3者の関係性のなかに見いだそうとしている。「デザインのデザイン」という人を食ったようなタイトルは、いかにも現代的なその試行錯誤の名前でもある。文體は軽妙灑脫だが、かといって本書の問いかけが軽いわけでは決してない。(暮沢剛巳)
齣版社/著者からの內容紹介
私たちの生活のいたるところで,デザインは息づいている.その囁きに,ちょっと立ち止まって耳を傾けてみよう.そこには,柔らかな感受性から生まれた生活への新しい提案と,未來への可能性が託されている.いま,なぜデザインか.世界の第一線に立つ著者がこれまでのデザイン観を一新する,斬新な発想転換のすすめ.
內容(「MARC」データベースより)
デザインの囁きに、ちょっと立ち止まって耳を傾けよう。そこには柔らかな感受性から生まれた生活への新しい提言と、未來への可能性が託されている。世界の第一線に立つ著者が、デザイン観を一新する斬新な発想転換をすすめる。
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