浮世絵史概説 フェノロサ厳選20木版画による浮世絵史観 在线电子书 图书标签: 日本 中国
发表于2024-11-13
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フェノロサ,アーネスト・F.(Fenollosa,Earnest Francisco)
1853年2月18日米国マサチューセッツ州セーラム生まれ。アメリカの哲学者、東洋学者、日本美術研究家。ハーバード大学大学院を卒業後、開明政策をとっている日本政府の招きで、御雇外国人教師として明治11年(1878)に来日して東京大学で哲学、理財学、政治学を講じた(78‐86)。その間、浮世絵を含む日本の古美術を研究して、その真価の宣揚に努め、文部省の嘱を受け美術行政官として岡倉天心と共に欧米を視察し、帰来するや相協力して東京美術学校を開設させた(89)。勲三等に叙せられる(90)。その後も一層日本美術の向上に尽し、狩野芳崖、橋本雅邦らの才能を認めてこれを指導した。帰国後ボストン美術館日本美術部管理責任者となり(90‐96)、のち再び来日して東京高等師範学校教師となり(97‐1900)、のちにヨーロッパに赴き、1908年9月21日ロンドンで客死した
高嶋 良二(タカシマ リョウジ)
1943年東京に生まれる。1966年に名古屋工業大学を卒業し、三井化学工業に入社。高分子加工の研究開発を経て、海外技術導出入にかかわり、技術マニュアルの英訳、海外交渉などの英文実務を経験する。その間、リトグラフ、エッチングなどの収集を通じて浮世絵(特に歌麿)に関心を抱く。厚生省・工業会主催の調査団員として海外視察を行い「欧米食品化学事情調査団同行記」などを著す
本の内容
フェノロサ没後100年の今なお燦然と輝きを放つ浮世絵師たちの歴史。岩佐又兵衛から広重まで20人の絵師が描く珠玉の精神を“フェノロサ美学”で読み解こう。
目次
日本美術の五大史的区分
徳川時代の八流派と浮世絵の画題
浮世絵文化の表現形式と三様式
浮世絵の影響と進歩
土佐派・狩野派と岩佐又兵衛(一五七八‐一六五〇)
初期浮世絵と菱川師宣(一六一八?‐一六九四)
肉筆浮世絵と宮川長春(一六八二‐一七五二)
鳥居派と役者絵
初期の判型と摺
鳥居清信(一六六四‐一七二九?)と奥村政信(一六八六‐一七六四)
鳥居清満(一七三五‐一七八五)と宮川春水(作画期一七四〇‐一七七〇頃)
錦絵と鈴木春信(一七二五?‐一七七〇)
勝川春章(一七二九‐一七九二)と一筆斎文調(春章と同時代)
浮世絵黄金期の鳥居清長(一七五二‐一八一五)
清長の信奉者たち
過渡期の喜多川歌麿(一七五三?‐一八〇六)
葛飾北斎(一七六〇‐一八四九)と歌川豊国(一七六九‐一八二五)
後期浮世絵と歌川広重(一七九七‐一八五八)
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