序文
第一部 清朝の北方調査
第一章 ネルチンスク條約直後清朝のアムール川左岸調査
はじめに
第一節 アムール川左岸調査隊の結成
第二節 アムール川左岸調査の概要
第三節 ランタンの地図と國境の問題
おわりに
第二章 一七〇九年イエズス會士レジスの沿海地方調査
はじめに
第一節 中國在住イエズス會士のエゾ観
第二節 一九〇七年にレジスらが通過したコース
第三節 レジスのエゾ研究
おわりに
第三章 一九二七年の北京會議と清朝のサハリン中・南部進齣
はじめに
第一節 清朝のサハリン北部進齣
第二節 ロ清の國境交渉とホマンの地図帳
第三節 北京會議後の清朝のサハリン中・南部進齣
おわりに
第二部 アムール川水係の経済構造と商人
第四章 十七世紀アムール川中流地方住民の経済活動
はじめに
第一節 アムール川中流地方の住民
第二節 交易の民としてのアムール川中流の住民
第三節 アムール川中流地方の住民と清朝の関係
おわりに
第五章 十八世紀アムール川下流地方のホジホン
はじめに
第一節 アムール川下流辺民の北京行
第二節 ホジホンとサルガンジュイの再上京
第三節 ホジホンと北方交易
おわりに
第六章 十八世紀のサハリン交易とキジ事件
はじめに
第一節 アムール川下流のホジホンとサハリン交易
第二節 キジ事件の顛末
第三節 キジ事件後のサハリン交易
おわりに
第三部 アムール川中・下流地方の辺民
第七章 アムール川中・下流地方の辺民組織
はじめに
第一節 太宗時代のウスリ川下流、アムール川中流地方の攻略と辺民製度の起源
第二節 順治以降のアムール川下流地方への進齣
第三節 アムール川下流・サハリン地方の辺民組織
第四節 辺民の戸籍とその継承
おわりに
第八章 康煕前半におけるクヤラ・新満洲佐領の移住
はじめに
第一節 康煕九年のクヤラ佐領編成とその吉林移住
第二節 康煕十三年の新満洲佐領編成
第三節 新満洲佐領の移住
おわりに
第九章 十八世紀のアムール川中流地方における民族の交替
はじめに
第一節 十八世紀初めのアムール川中流地方における民族分布
第二節 雍正十年における八姓佐領の編成
第三節 七姓ヘジェの構成と中國領赫哲族の起源
おわりに
第四部 清朝のアムール統治システムと辺民社會
第十章 清朝のアムール地方統治
はじめに
第一節 ニングタ副都統がアムール地方に派遣した旗人
第二節 イランハラ副都統がアムール地方に派遣した旗人
第三節 旗人の職務とその規律
おわりに
第十一章 ウリンの輸送問題と辺民製度の改革
はじめに
第一節 ウリン輸送の迅速化とウリン縫製の中止
第二節 ウリン需給の不均衡と辺民の定額化
第三節 ウリン輸送の閤理化と乾隆四十四年の改革
おわりに
第十二章 繊維製品の流入と辺民社會
はじめに
第一節 アムール川下流地方への繊維製品の流入
第二節 ウリンの構成
第三節 繊維製品の流通と辺民の衣服
おわりに
附篇第一 十九世紀におけるアムール川下流地方辺民の貢納狀況
附篇第二 間宮林蔵がデレンで齣會った中國人
あとがき
參考文獻
索 引
英文要旨
· · · · · · (
收起)