主人公の日向夏が中学2年生の時の夏頃の話。夏は同級生の杉本の事が好きだったので、杉本と共に体育祭実行委員を務める。そして杉本に偶然告白してしまうが、杉本には綾奈という恋人が居る事は最初から知っているので、自分から身を引く。一方、同級生の坂口冬哉は、夏のお弁当のデザートの夏みかんを取って食べたり、夏の机に「なっちゃんLOVE」と落書きしたりして、夏をしょっちゅうからかっていた。ある日、夏と杉本は体育祭実行委員の仕事の最後の日に、放課後の遅くまで2人きりで教室に残っていた。そしていい雰囲気になり、杉本は夏にキスをする。しかし、その時に他の生徒が教室に入ってきて、夏と杉本がキスをしている所を目撃してしまう。そして翌日に大騒ぎになってしまい、杉本の恋人の綾奈はショックで泣いてしまう。すると杉本が「日向さんが、僕の事を好きだと言って迫って来た。僕には綾奈がいるのに。僕だって被害者」と嘘をついて、夏を悪者にしようとする。夏は余りのショックで、反論する気力さえ無くしてしまうが、冬哉が怒って杉本を殴って、先生が来たので夏を教室から連れ出して逃げて、夏を慰めて励ましてくれる。夏は、今まで自分をからかっていただけだと思っていた冬哉の優しさに気付き、冬哉に魅かれるようになる。
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