収録先品(全12編)
●神林長平「かくも無数の悲鳴」
場末の星の酒場にて、人類の希望はおれに託された。日本SF界の巨匠が世界の扉を開く
●小路幸也「レンズマンの子供」
信じられないよ。目が覚めたら、世界は一変してたんだ
●法月綸太郎「バベルの牢獄」
甘いバニラの匂いは、紙の本の記憶。前代未聞の脱獄小説、誕生
●倉田タカシ「夕暮にゆうくりなき声満ちて風」
世界と地図と連続と不連続と僕。できるだけゆっくりお読み下さい
●恩田陸「東京の日記」
都電。キャタピラー。伝書鳩の群れ。桜。とりどりの和菓子。私の見た東京
●田辺青蛙「てのひら宇宙譚」
間借りに来た宇宙人、人面瘡のお見合い……奇妙奇天烈!超短編劇場
●曽根圭介「衝突」
国際移民プロジェクトは各地で進行中だが、貧乏くじを引くのはいつも私だ
●東浩紀「クリュセの魚」
火星のあの夏、十一歳のぼくは、十六歳の麻理沙に恋をした
――三島由紀夫賞受賞第一作
●新城カズマ「マトリカレント」
いずれ貴女もまた耳にするはず、深海の響きを。るぶぶぶぶるうううううんんん
●津原泰水「五色の舟」
一夜の幻を売る異形の家族に、怪物“くだん”が見せた未来
●宮部みゆき「聖痕」
「少年Aは人間を超えた存在になる」そう信じる人々がいた。怒濤の展開、驚愕の問題作
●西崎憲「行列(プロセッション)」
そして絢爛なるものたちが空を渉り、すべては静かに終わる
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收起)