近代朝鮮で最大の民衆運動,東學.その農民層を主軸とする下からの変革運動は,國土を農民戦爭の舞颱にし,日本軍と朝鮮軍の鎮圧によって甚大な犠牲を伴った.しかしその「一君萬民」的ユートピア思想は,國民國傢の論理を乗り越える可能性があった.前人未踏の東學研究にあらゆる資料を渉猟して挑んだ,民衆史研究の畫期をなす労作.
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