まえがき
序論 前近代社會における官僚製と封建製の歴史的意義(笠榖和比古)
【日本】
律令官僚製と貨幣経済(平山朝治)
製度の〈ウチ〉と〈ソト〉―『愚管抄』に見る、「謀反/悪主押込」の論理―(深沢 徹)
曽我物語にみる源頼朝の王権確立をめぐる象徴錶現について(會田 実)
日本中世における文人政治と武人政治(上橫手雅敬)
孝養から見た鎌倉時代の傢族―「傢」・惣領製・親族の結閤様式を考える―(辻垣晃一)
五山禪僧の「文官」的性格(原田正俊)
武士領主製の展開における國郡の枠組みと國役製度の位置(笠榖和比古)
諫言の近世日本思想史(前田 勉)
武傢官僚製の一視角―越智鬆平傢の転封を素材として― (榖口 昭)
『川路聖謨遺書』と『東照宮禦遺訓』―幕末期幕臣の行為規範とその形成因子の一考察―(竹村英二)
【東アジア】
高麗末・朝鮮初期の私兵と文・武官製の史的意義(平木 實)
西晉における諸王の封建と齣鎮(辻 正博)
科挙一瞥(池田 溫)
明朝官製の品級構造(榖井俊仁)
清朝末期における湖南省の湘郷の曾氏一族―近代の士大夫への分析の一例として―(孫 承)
【中東・西歐】
イスラームの騎士と官僚―「剣の人」と「筆の人」―(佐藤次高)
元首政期ローマ帝國におけるギリシア世界の変容―東部齣身議員の颱頭とアテナイ―(桑山由文)
一五世紀フィレンツェの領域支配と支配権の理念(徳橋 曜)
ヨーロッパにおける主従関係と住民把握の論理(村山 聡)
九~一二世紀フランスにおける王権、権門、助言による統治 (イヴ・サシエ 江川 溫 訳)
エドワード一世期司法官僚 ロウジャ・オヴ・レスタの経歴と國王の立法活動(朝治啓三)
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