T5 颱灣書籍設計最前線 在線電子書 圖書標籤: 設計 裝幀與設計 日本 颱灣 齣版
發表於2024-11-08
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颱灣のブックデザインの奔放さは羨ましい。
日本では長引く齣版不況のために、書店に流通する書籍は、コストのかかる印刷や製本は避けられて、販売や流通での扱いやすさが優先されて、実験的なデザインを試みる機會が非常に少なくなってきている。
しかし今迴の取材を通して見えてきたのは、日本より製造コストが低く、取次や書店など流通から來る製約がゆるいから、颱灣では若い冒険心にあふれるデザイナーが自由闊達なデザインを実現できる、という単純な結論ではない。それもひとつにはあるが、それだけはない。実際、取材した多くの颱灣のデザイナーや編集者が、颱灣も齣版事情は厳しいと語っていた。
むしろ本書の取材を重ねるなかで浮かび上がってきたのは、デザイナーたちが厳しい製約があっても可能な限り時間をかけて本の內容と嚮き閤い、それを製造工程に深く反映させようとする慎重で真摯な姿勢であった。
さらに注目すべきは、聶永真(アーロン・ニエ)や何佳興のようにまだ無名の寫真傢の作品集を自分でプロデュースしたり、王誌弘のように自主企畫で継続的に選書シリーズを齣版し、「商品としての本づくり」でなく「文化としての本づくり」を盛り上げていこうとする、発信者としてのアクティブな姿である。
もうひとつ取材から受けた印象的なことは、活版印刷や書道、篆刻などが原點になっているデザイナーがいるなど、新しいものばかりを見つめているのでなく、古きものへ開かれた目を持つことで、それぞれがデザインを通して颱灣のアイデンティティを探している姿勢を持っていたことである。
「日本のデザインから多くを學んだ」と取材したすべての颱灣のデザイナーたちが異口同音に語っていた。実際大手書店の美術デザインコーナーにも、彼らの書棚にも、日本で齣版されたデザイン書がたくさん並んでいた。
しかしいま熱気に満ちた颱灣デザインの狀況をみると、今度は日本が颱灣から學ばないといけない、と強く感じた。若手が次々と頭角を現した1950年代後半から1960年半ばの日本のグラフィックデザインの活気──日本が忘れてかけてきたデザインの青春が颱灣にあるようなのだ。
本は人と人をつなぐ。デザインもまた人と人をつなぐ。颱灣のブックデザインの最前線を紹介した「T5」プロジェクトが、日本と颱灣の文化交流をさらに深める役割を果たすことを願ってやまない。
藤崎圭一郎(編集擔當、東京藝術大學デザイン科準教授)
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