泣く大人 在線電子書 圖書標籤: 江國香織 江國香織
發表於2024-11-22
泣く大人 在線電子書 pdf 下載 txt下載 epub 下載 mobi 下載 2024
55篇散文,最後讀書筆記部分跳瞭。江國香織的散文也很喜歡。
評分55篇散文,最後讀書筆記部分跳瞭。江國香織的散文也很喜歡。
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江國 香織
1964年東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で小さな童話大賞を、89年「409ラドクリフ」でフェミナ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
女性に圧倒的な人気を誇る作傢、江國香織のエッセイ集。初の男性誌連載だった「男友達の部屋」をはじめとする、最近10年間の著者いわく「『泣く大人』の記録」である。
全 4章のうち「雨が世界を冷やす夜」「男友達の部屋」「ほしいもののこと」では、日々の生活のなかで、傢族、友人を巻き込みながら起こるできごとを、簡潔で、潔ささえ感じる文章で書いている。ときに読者をも共感の渦の中に引き込んでしまう、そんな現実感もにおわせながら。
最後の章「日ざしの匂いの、仄暗い場所」では、著者の本にまつわる思いを、日記、レビューの形で記している。それぞれのレビューも単なる書評ではなく心に響くエッセイとなっているのは、さすがである。
約10年間という、時の流れの中での環境の変化というのは、刻一刻と姿を変える日々の生活の積み重ねであることを感じさせる。著者も、それを改めて見つめ直すことで自分自身が「泣く大人」になったことを確認している。
著者は「子供は泣かない生き物である」という視點を持ち、その視點が「泣く大人」を生みだす。「泣く大人」は実際に涙を流せる人であり「心から安心してしまえる場所」を持てた人であるという。そして本書には、そうなれたことのうれしさが、ちりばめられている。ストレスなどで、とかく無理をしがちな大人たちに「泣いてもいいんだよ」とエールを送ってくれる、いつでも手の屆く所に置いておきたい本である。(望月樹子)
評分
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