稲葉真弓[イナバマユミ]
1950年愛知県生まれ。1973年「蒼い影の傷みを」で女流新人賞、1980年「ホテル・ザンビア」で作品賞、1992年「エンドレス・ワルツ」で女流文学賞、1995年「声の娼婦」で平林たい子文学賞、2008年「海松」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
舞台は、志摩半島の一角、小さな湾近くの傾斜地。
そこに土地を買い、家を建て、改めて、自分と現実のすべてについて、新しい生の感覚を見出そうとして暮らす。
場処を決めたのは、オスの雉。
見知らぬ道をタクシーで通りかかったとき、ふと、歩いている雉を見て、奇跡に出遭ったように、心がふるえた。
家の棟上式で一本ずつ立つ柱に、主である木を私は持つのだ、と感動する。
生死のはざまで自分の皮を脱ぐ、ヘビの抜け殻を拾ってうける暗示…。
そんな、ある生活事始めといった光景が、弾みと生彩ある言葉で展開される、川端康成文学賞受賞作。
魔法のように『失われた時間』が浮かび上がる――絶賛された、川端康成文学賞受賞作。
都会で働き続けることに不安を抱き始め、志摩半島の一角に小さな土地を買い、家を建てて、新しい生の感覚を見いだしてゆく40代後半の女性を主人公に、人を救い再生へ向かわせるものを瑞々しく描き、「光る比喩」「正確で細密な描写」「静かな戦慄」と激賞された川端賞受賞作「海松」、その続編「光の沼」ほか2 編。
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