中國古代の財政と國傢 在線電子書 圖書標籤: 經濟史 渡辺信一郎 社會史 曆史 秦漢 海外中國研究 漢代財政 東國漢學
發表於2024-11-04
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渡辺信一郎,1949年生於京都。1971年京都教育大學畢業,1976年京都大學大學院文學研究科東洋史學專業博士課程單位修滿退學。現任京都府立大學文學部教授。
研究領域宏闊。從以農業經營分析為中心的農村社會史、以經費論為主軸的國傢財政史以及圍繞專製國傢的社會編成、意識形態、禮製儀禮等諸多方麵,對戰國至隋唐時期的中國曆史進行瞭多方麵的深入探討。
主要論著有《中國古代社會論》(青木書店,1986年)、《中國古代國傢の思想構造——専製國傢とイデオロギー》(校倉書房,1994年)、《天空の玉座 ——中國古代帝國の朝政と儀禮》(柏書房,1996年)、《中國古代の王権と天下秩序——日中比較史の視點から》(校倉書房,2003年)及論文數十篇。
【序説】より
「百姓不樂」は、中國古代末期の農民が皇帝を目の前において口にした、中國古代社會の総括的錶現である。
それは、司馬光が指摘するように、皇帝・官僚と百姓が構成する政治社會の、文字どおり韆歳にわたる歴史の中で醸成されたものである。その直接的な內容は、正規租稅、臨時の徭役・雑稅(賦斂)、および和糴など
その他の收取とその輸送にかかわる問題であった。北魏における和糴の齣現が示すように(本書第九章)、その背景には、対內・対外戦爭を遂行するための軍事経費の撚齣と広域にわたる軍糧輸送のための労働力編成
の問題が橫たわっている。趙光奇の「百姓不樂」は、その背景に韆載をこえて広がる何韆何億もの百姓たちの「不樂」を想像させる。趙光奇が代錶する「百姓不樂」の、そのよって來たる歴史的淵源を明らかにする
ためには、租稅・徭役收取、軍事経費、財物輸送をふくむ財政史研究と財政の前提をなす國傢の研究が不可欠である。
私は、これまで春鞦戦國期から唐宋変革期にいたるまでの農業・農村社
會と土地所有(渡辺一九八六)、イデオロギーと政治的社會編成(渡辺一九九
四)、國傢の政治的意思決定過程と儀禮執行(渡辺一九九六)、「天下」をめ
ぐる國傢論(渡辺二〇〇三)の研究をつうじて、戦國期から隋唐期にいたる
ほぼ一韆有餘年の時代をそれ以後の社會と區別して、中國における古代
的社會構成體であると認識してきた。本書は、それらの研究を土颱と
し、漢代から唐宋変革期にいたるまでの財政史研究をとおして、「百
姓不樂」の背景にある中國古代國傢の歴史的特質を明らかにすること
を目的とする。・・・・古代中國を通観し、財政史的観點から國傢と社會の
相互関係を分析し、つぎにくる社會構成體への展開まで視野に入れて
、その歴史的特質にせまろうとするものは、ほとんどないといってよ
い。本書は、この研究狀況を剋服するための、一つの試みである。
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