吾妻鏡 前篇 在线电子书 图书标签: 歷史 日本 历史 史學 國史大系 原版书 [日本] (古典文学)
发表于2024-11-25
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源頼政の挙兵(1180年)に始まり、治承・寿永の乱、鎌倉幕府成立、承久の乱を経て13世紀半ばに宗尊親王が帰京する(1266年)まで、武家政権や社会の動きを将軍の代ごとに日記形式で記述する(漢文)。(従って鎌倉末期の例えば文永の役=1274年などの記述は無い)
かつては鎌倉幕府の公式日記と考えられたこともあるが、おそらくは北条氏(金沢家)や安達氏など幕府内部の有力者が、幕府・御家人の記録をはじめ、公家や寺社の文書も参照し、鎌倉末期に編纂したものと考えられている。
後世の武将などにも愛読され、もと後北条氏が所蔵していた写本(北条本)が1603年、徳川家に献上された。徳川家康は欠落部分を他の大名家から集め、1605年(慶長10年)に『吾妻鏡』を木活字で刊行した(51巻、伏見版と言われる)。家康の座右の書として、幕府運営の参考にしていたという。
日記類の史料中重要の地位を占むる所以は、單に其當時史料たるにあり、詳言すれば事實が其出來せし日に記載せらるゝを以てなり、出處分明といふが如きは必しも日記類の特長にはあらず、此點に於ける價値は日記者の觀察力の明否と、其公平と否と、及び其記述せる事實に對して日記者の位置如何、即出來せる事實と其記述との間に横はるべき外圍的媒介の性質によるものにして、事實が未確然たる認定を經ざる間に發生する日々の風説が、往々日記に上り得ることを思へば、此點に於ては、日記は却りて危險なる史料たることもなきにあらず、されば日記の史的價値は主として記憶なる者は時を經過すること長きに從ひて次第に精確なる再現を得ばき能力を失ふべしとの原理に基づくものにして、苟も日記にして其日記たるの性質を失ひて追記の性質を帶ぶるに至らば、其史料としての價値が減殺せらるゝ所あるべきは至當の事なり、彼武家時代に於ける公卿縉紳の徒に王朝の盛時を顧み醉生夢死し、當時の天下の大勢に至りては[心((夢−夕)/目)]然として知るなきの輩多きも、而かも其日記が相應に史的價値を有するに至れる其所以亦偏に爰にありて存するなり。
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