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发表于2024-11-05
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塚本/青史 1949年、倉敷市生まれ。同志社大学卒業。日本写真印刷(株)勤務のかたわらイラストレーターとしても活躍後、’96年『霍去病』(河出書房新社)を発表して注目を浴びる。以後、『白起』(同)、『呂后』(講談社)と意欲作を放つ。現在、塚本邦雄創刊歌誌『玲瓏』の発行人も兼務し、『短歌研究』(短歌研究社)、『短歌往来』(ながらみ書房)に連載中。
中国春秋末期。かつて春秋五覇の一国として隆盛を誇った晋は、趙・韓・魏・知・范・中行という六勢力の微妙な均衡のもとに成り立っていた。その頃、六卿のひとつである趙氏では、当主である趙鞅(ちょうおう)によって次期総領を決めるための試験が行われた。厳しい課題に脱落者が出 る中、選ばれたのは異民族の婢の子である趙毋卹(ちょうむじゅつ)であった。期せずして六卿の力関係に変化が起きようとしていた。趙・韓・魏・知ら四氏と范・中行の二氏との間に対立軸が生まれたのだ。そんな中、趙氏を罠に嵌めようとする范・中行氏。ところが趙氏はその罠を逆手に取り、両氏を追い落とすことに成功する。争いのない日々も束の間、今度は最大派閥である知氏が趙氏を付け狙う。韓氏・魏氏らを糾合し趙毋じゅつに襲い掛かる知氏の連合軍。押し寄る大軍を前に、果たして趙毋じゅつに勝算はあるのか?晋陽において大逆転を演じた趙毋じゅつとその時代を描いた力作長編。
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