伊藤キム

振付家、ダンサー。95年ダンス・カンパニーを結成。世界各国で公演を精力的に行う。

太田省吾

劇作家・演出家。70~88、劇団転形劇場を主宰。京都造形芸術大学教授。

大竹伸朗

美術家。絵画、立体作品、コラージュ、パフォーマンス(音)、絵本、写真などで幅広く活動。

岡崎武志

ライター・編集者。立命館大学卒業。『朝日新聞』『サンデー毎日』などに書評連載。

川俣 正

美術家。木材を素材にした独特の構造物を作り上げ、国内外の展覧会に参加・発表。

小池昌代

詩人。詩集に『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)、エッセイ集に『屋上への誘惑』など。

小谷真理

評論家。『サイボーグ・フェミニズム』(ダナ・ハラウェイ他著。巽孝之との共訳)で日本翻訳大賞思想部門受賞。

斎藤 環

精神科医、評論家。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、ラカンの精神分析など。

坂手洋二

演出家、俳優。岸田國士戯曲賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞・優秀作品賞、読売文学賞。

佐藤嗣麻子

映画監督、脚本家。92年東京国際ファンタスティック映画祭でアボリアッツ大賞受賞。

ジョゼフ・ナジ(Josef Nadj)

振付家、ダンサー。フランス国立オルレアン振付センター・ディレクター。

堤 幸彦

演出家、映画監督。TVドラマ『金田一少年の事件簿』『トリック』シリーズが話題に。映画監督作『恋愛冩眞』など。

トーマス・オスターマイアー(Thomas Ostermeier)

89年の壁崩壊後ベルリンに移り、演出家として頭角を現す。99年シャウビューネ劇場の演劇部門の芸術監督に就任。

長塚圭史

劇作家、演出家、俳優。04年、朝日舞台芸術賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

野村萬斎

狂言師。世田谷パブリックシアター芸術監督。舞台、映画に主演するなど幅広く活躍。

平田オリザ

劇作家、演出家。桜美林大学総合文化学群教授。岸田國士戯曲賞受賞。

フレデリック・フィスバック(Frederic Fisbach)

フランス現代演劇界注目の若手演出家。05年12月には平田オリザ作『ソウル市民』を上演。

松井憲太郎

プロデューサー、演劇批評。世田谷パブリックシアターのプログラム・ディレクター。

マリウス・フォン・マイエンブルク(Marius von Mayenburg)

『火の顔』で鮮烈なデビューを飾り、現在ドイツで最も注目を集める若手劇作家。

茂木健一郎

ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院客員助教授。著著に『脳とクオリア』『脳と創造性』など。

森 達也

映画監督、ドキュメンタリー作家。ドキュメンタリー映画『A』の続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞・市民賞を受賞。

森村泰昌

芸術家。一貫してセルフポートレート表現を追求。88年ベネツィア・ビエンナーレ・アペルト部門に選ばれ、海外からも注目を集める。

四方田犬彦

比較文学者、映画史家。明治学院大学教授。映画、文学、漫画など広範にわたる領域での著作多数。

ラサール石井(らさーる・いしい)

タレント、脚本・演出家。81年花王名人劇場でデビュー。主な作品にミュージカル『スター誕生』など。

気鋭の狂言師かつ舞台俳優/演出家の野村萬斎が芸術監督を務める世田谷パブリックシアター。その理論誌SPTは表紙の大竹伸朗をはじめ、多彩な執筆者や語り手が斬新な演劇論を展開する。02の特集「演出の冒険~表現の新しい地平」では、太田省吾「演出的世界認識」、長塚圭史「イメージの力・演出の力」、堤幸彦「映画・TV・演劇の演出をつなぐもの」のインタビュー、茂木健一郎と平田オリザの対談「脳と演出」、小池昌代と四方田犬彦対談「声に出して読むことの演出」、森達也「ドキュメンタリーの演出」の論考など。