「古典中國」の形成と王莽 在線電子書 圖書標籤: 思想史 經學 日本漢學 秦漢 王莽 漢 海外中國研究 日本東洋學
發表於2024-12-02
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渡邊 義浩(わたなべ よしひろ、1962年1月4日 - )は、日本の中國史學者、早稲田大學教授、學校法人早稲田大學理事。 東京都生まれ。1991年、築波大學大學院博士課程歴史・人類學研究科修瞭。「 後漢國傢の支配と儒教」で文學博士。
本書は、『後漢國傢の支配と儒教』(雄山閣齣版、一九九五年)、『後漢における「儒教國傢」の成立』(汲古書院、二〇〇九年)を承け、「儒教國傢」を一側麵として持つ「古典中國」の形成について論じたものである。刊行の順序が逆になったが、『「古典中國」における文學と儒教』(汲古書院、二〇一五年)、『「古典中國」における小説と儒教』(汲古書院、二〇一七年)は、本書で扱う「古典中國」の成立した中國における文學の儒教との関わりを示したものであり、本書で規定する「古典中國」を前提としている。
「古典中國」とは、中國の國傢や社會が危機を迎えたとき、自らの再建のために參照する國傢・社會像をいう。博士論文である『後漢國傢の支配と儒教』(前掲)では、儒教の國教化を後漢の章帝期に求めて、そこで「儒教國傢」が成立するとの仮説を提示した。それを承けた『後漢における「儒教國傢」の成立』(前掲)では、「儒教國傢」を形成する経義を鄭玄への流れの中で追究した。
本書は、後漢「儒教國傢」のもとで成立した社會の規範をあわせて、「古典中國」と呼稱すると共に、その成立過程を王莽を中心としながら論じたものである。
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