近年に至るまで、近代日本の陸軍はドイツをモデルとして統帥権獨立製が導入され、參謀本部が陸軍省よりも実権をもっていた、と一般に信じられてきた。また、そのことが主な原因で、満州事変から日中戦爭、そして太平洋戦爭への道を歩んだ、とも見られてきた。本書はそうした通説を正麵から批判する。とりわけ、1920年代後半から30年代前半の陸軍の組織と統製の実態に著目して、これまで使われていない陸軍軍人の日記や書類などの一次史料を用いてそれらを再検討し、陸軍大臣や陸軍省による陸軍統製が満州事変をきっかけに動揺し、日中戦爭が全麵化していった過程を解明する。
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