中國古代史研究の最前線 在線電子書 圖書標籤: 先秦史 考古 簡帛 日文著述 日文原版 學術研究 齣土文獻 日文著作
發表於2024-12-22
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佐藤 信彌
中國古代史研究者
1976年兵庫県生まれ。関西學院大學大學院文學研究科博士課程後期課程単位取得満期退學。博士(歴史學)。現在、立命館大學白川靜記念東洋文字文化研究所、大阪府立大學客員研究員。専門は中國殷周史。初の一般書『周―理想化された古代王朝』(中公新書、2016年)は、西周史として高い評価を得た。続く本書は、二裏頭王朝(夏王朝)から前漢期まで、陸続と齣現する齣土文獻と激変する研究狀況を包括的に捉えたものである。その他の単著に、西周期の祭祀儀禮の変遷がテーマの論文集『西周期における祭祀儀禮の研究』(朋友書店、2014年)が、共著に『白川靜を読むときの辭典』(平凡社、2013年)がある。
大量の齣土文獻が、中國古代史研究を変えた――!
われわれ日本人は、日頃から古代中國に親しんでいます。日本語のなかに溶け込んだ故事成語、読み継がれた古典、そして『封神演義』や『キングダム』等のフィクション……。これほど身近な時代でありながら、殘念なことに研究の進展はほとんど紹介されず、教科書の記述も古いままです。中國大陸では、國土の開発とともに、金文・竹簡・帛書などの文字史料――すなわち「齣土文獻」が現在進行形で陸続と発見され、研究狀況は劇的に変化しています。本書では、近代以降の研究史と最新の研究狀況をもとに、ある麵ではフィクションよりもダイナミックな中國古代史の実像を紹介していきます。中國古代史をもっと楽しむため、研究の最前線をのぞいてみましょう。
[評者]出口治明(立命館アジア太平洋大学学長) 序章でノックアウトされた。僕は、甲骨文発見の経緯は、清朝末期の役人、王懿栄(おういえい)が北京でマラリア治療のため龍骨(りゅうこつ)と呼ばれる漢方薬を買い求めたところ文字らしきものが刻まれているのに気付き、それがき...
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