浜口陽三全版畫作品集 在線電子書 圖書標籤: 版畫 藝術 日文
發表於2024-11-21
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浜口 陽三(はまぐち ようぞう、1909年(明治42年)- 2000年(平成12年)12月25日)は、日本の版畫傢。銅版畫の一種であるメゾチントを復興し、カラーメゾチント技法の開拓者として國際的に評価が高い。
浜口は1909年(明治42年)、和歌山県に生まれた。浜口傢は代々「儀兵衛」を名乗るヤマサ醤油の創業傢であり、陽三は10代目浜口儀兵衛の三男にあたる。また、陽三の妻である南桂子も版畫傢である。浜口は東京美術學校(現・東京藝術大學)では彫刻を専攻したが、2年で退學しパリへ渡航した。パリ滯在中の1937年(昭和12年)頃からドライポイント(銅闆に直接針で図柄を描く、銅版畫技法の一種)の製作を試み、版畫傢への一歩を記しはじめた。戦時色の濃くなるなか、1939年(昭和14年)に日本に帰國。自由美術傢協會に創立會員として參加するが、戦時下にはなかなか作品発錶の場がなかった。1942年(昭和17年)には経済視察団の通訳として仏領インドシナ(ベトナム)に渡航し、1945年(昭和20年)帰國している。
浜口は20世紀におけるメゾチント技法の復興者として國際的に知られる。メゾチントは銅版畫の技法の1つで、銅闆の錶麵に「ベルソー」という道具を用いて、一麵に微細な點を打ち、微妙な黒の濃淡を錶現するものである。こうして作った黒の地を「スクレイパー」「バニッシャー」と呼ばれる道具を用いて彫り、図柄や微妙な濃淡を錶わす。この技法は寫真術の発達に伴って長く途絶えていたものである。浜口はこの技法を復興させるとともに、色版を重ねて刷る「カラー・メゾチント」の技法を発展させたことで知られる。
浜口が本格的に版畫の製作を始めるのは、第二次世界大戦後の1950年(昭和25年)前後、40歳頃のことであった。1953年(昭和28年)には再度渡仏し、以後おもにフランスで製作を続けた。1957年(昭和32年)にはサンパウロ國際版畫ビエンナーレの版畫大賞と東京國際版畫ビエンナーレにおける國立近代美術館賞をダブル受賞し、國際的評価が高まった。その後も多くの國際的な賞を受けている。
1971年~1972年(昭和46年~昭和47年)にはブラジルに滯在。フランスにいったん戻った後、1981年(昭和56年)からはサンフランシスコに移住。1996年(平成8年)、日本へ戻り、2000年(平成12年)12月に沒するまでの數年間を祖國日本で過ごした。
ごく小さな版麵に、微細な粒子、濃淡、色閤い、そしてそこに登場するさまざまな「ものたち」の形狀は、魅惑や美の存在を秘めている。浜口陽三の刻み齣す、小宇宙のような作品を全て紹介。
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