王朝漢文學錶現論考 在線電子書 圖書標籤: 日本文學
發表於2024-11-10
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1952(昭和27)年、新潟県柏崎市生。1975(昭和50)年、早稲田大學教育學部國語國文學科卒業。1981(昭和56)年、中央大學大學院文學研究科國文學専攻博士後期課程中退(文學修士)。現職は同誌社女子大學(學蕓學部日本語日本文學科)教授。専攻は日本漢文學・和漢比較文學(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
平安朝漢詩の錶現に関わる諸問題に取組んだ著者最初の論考集。「第一部、漢詩の錶現をめぐって」では、邦人詩句の措辭・語彙の中國古典詩摂取について論ずると共に、菊花詠の諸作を通して平安朝詩の獨自性についても明らかにする。また、平安朝「句題詩」の詠法を論じ、中國古典詩にはみられない獨自の構成法があることを解明。さらに、その演繹から本文欠損句題詩の一部復元を試みる。「第二部、漢詩集考」では殊に『類題古詩(類聚句題抄)』に力點を置き、これ迄餘り論じられて來なかった當該書の基礎的な研究を進めた著者の論考をまとめた。「第三部、類書考」では、呉淑『事類賦』の本朝への影響を検証。『幼學指南抄』の重要な編纂素材の一書であったことを明らかにする一方、加えて邦人編類書『文鳳抄』『擲金抄』の編纂素材をも追って、平安朝漢詩の錶現世界と密接に関わることを指摘。「第四部、漢詩文と和歌」では、漢詩文の錶現が和歌に與えた影響を広範囲に渡り論ずる。
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