この書を妻九二子に贈る
序
第一篇 唐宋時代の交通
第一 唐代の陸路
一 河南•山東及び江淮方面
二 河北•山西方面
三 湖北•湖南•江西及び廣東•廣西方面
四 漢中•四川方面
五 甘肅•陝西北部方面
第二 宋代の陸路
一 山東•河北•山西方面
二 南方揚子江流域以南方面
三 陝西•甘肅•四川方面
第三 唐代の驛郵及び進奏院
序言
一 驛制の發達
二 驛制の變化
三 驛制の弛廢
四 郵とその內容
五 朝集使と進奏院
1 朝集使
2 進奏院と進奏官
結論
第四 唐•五代の關津と商稅
序言
一 關津の制度
二 關の分布と增減
三 商稅
結論
第五 宋代における遞鋪の發達
序言
一 遞鋪の種類と管理•組織
二 遞鋪の所在
三 遞鋪の任務
四 金字牌と北宋末遞鋪の弛廢
五 驛と遞鋪との關係
六 斥堠鋪と擺鋪
結論
第六 唐宋の汴河
序言
一 宋代の汴河
1 宋代の汴河に關する資料
2 宋代汴河の位置
二 宋以前に於ける汴河
1 唐代汴河の位置
2 古汴河に就いて
3 隋代汴河の位置
4 汴河河道に關する大村•谷森兩氏の考說就いて
三 運河の構造に就いて
1 運河としての汴河の設備
2 運河の閘及び堰就いて
結論
第七 唐代の水路工事
序言
一 關東江淮方面より都長安に至る漕運路
二 北シナ水路
三 南シナ特に揚子江以南の水路
四 南北連絡の運河と都市
第八 唐宋時代の轉運使及び發運使
一 唐代の轉運使
二 五代•宋の轉運使
三 唐末•五代及び宋初の發運使
第九 宋代における漕運の發達
一 宋代漕運の歷史的意義
二 稅物の運輸と河北•河東•陝西三路
三 廣濟河•惠民河•黃河の三河による漕運
四 汴河による六路米穀漕運
1 宋初轉般法前期の漕運
a 發運司の設置と漕米額制定 b 轉般法とその輸送組織
2 宋の中頃以後轉般法後期の漕運
a 發運司の權力強化と漕米額 b 轉般法の內容及び組織の變化
3 宋末直達法採用以後の漕運
a 發運司の權力縮少と漕米額 b 直達•轉般兩法の置廢とその組織
4 綱船と附載貨物
五 南方からの錢帛類の漕運
結論
第二篇 唐宋時代の地誌地圖
第一 唐宋時代の總誌及び地方誌
序言
一 唐代の總誌
二 唐代の地方誌
1 某州記、某記等と風土記の類
2 圖經の作製
3 圖經の體裁內容並びに作製の理由
三 五代の總誌と地方誌
四 宋代の總誌
1 北宋の總誌
2 南宋の總誌
五 宋代の地方誌
1 某州記、某記等と風土記の類
2 圖經作製の規定と圖經、圖志、志等の編纂狀況
3 圖經、圖志、志等の編纂の理由目的並びにその方法
4 圖經、圖志、志等の體裁と內容
5 圖經、圖志、志等の地域的多寡と現存の誌名
結論
第二 唐宋時代の地圖
一 唐代の地圖
二 宋代の地圖
1 地方圖作製の規定と全國•世界等圖
2 外域圖と邊防圖
3 特殊な山川、治河、水利、交通、都會、宮闕等圖
結論
第三 阜昌の石刻華夷圖•禹跡圖及び淳祐の石刻地理圖
一 華夷圖と禹跡圖の作製とその由來
二 華夷圖と禹跡圖の內容
三 地理圖の作製とその由來
四 地理圖の內容
第四 栗棘庵所藏の與地圖
序言
一 與地圖の作製とその由來
二 與地圖の內容
1 內地
2 外地
結論
索引
歐文目次
圖版目次
圖版I 唐代主要交通路圖
圖版II 北宋時代主要交通路圖
圖版III 隋唐宋三代の汴河河道圖
圖版IV 唐宋時代の漕運圖
圖版V 齊阜昌石刻華夷圖
圖版VI 齊阜昌石刻禹跡圖
圖版VII 南宋淳祐石刻地理圖
圖版VIII栗棘庵所藏與地圖
· · · · · · (收起)